株式会社デジロウ、国際コンソーシアム「Frontria」に参画 ~医療分野における信頼性の高いAIガバナンスの確立に貢献~
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2025年12月5日
株式会社デジロウ
株式会社デジロウ(本社:東京都港区、代表取締役社長:池田 公也、以下「当社」)は、富士通株式会社が主導する国際コンソーシアム「Frontria」に正式参画いたしました。
Frontriaについて
近年、生成AIの進化は社会に大きな恩恵をもたらす一方で、偽・誤情報の拡散、AIシステムの脆弱性、倫理・ガバナンス面、および法規制対応といったリスクが顕在化しています。Frontriaは、こうした複雑かつグローバルな課題に対し、国際的な協力による包括的な対策を目的に設立されたコンソーシアムであり、世界中から50を超える組織が参加しています。
Frontriaでは、「偽・誤情報対策」「AIトラスト」「AIセキュリティ」の3つの領域を中核に据え、それぞれに業界横断のワーキンググループ(WG)を設置。技術IPの提供、データ提供、アプリケーション開発、導入支援など多様な役割を持つ組織が連携し、ユースケースの検討から市場展開までを視野に入れた実践的な取り組みを推進しています。
富士通株式会社 プレスリリース (2025年12月2日)
参画の背景
当社は、医療機関向けAIソリューションの研究・開発および導入支援を行ってまいりました。医療分野ではAIの導入が業務効率化に大きな可能性を秘める一方で、偽情報やAIシステムの不備が患者様の安全に直結するリスクとなり得ます。こうした課題意識から、当社は本コンソーシアムへの参画を決定いたしました。
当社の役割
当社は医療分野において以下の貢献を目指します。
医療分野に特化したユースケースの提案
偽・誤情報による医療情報の誤用防止やAIシステムの安全運用など、医療現場が直面する実際の課題をワーキンググループに提供します。
医療データおよび実践知見の活用
匿名化データや実運用ノウハウを通じて、医療に適したデータクレンジング、ラベル付け品質の維持、倫理的観点を含めたAIモデル運用のガイドライン整備に協力します。
信頼性・安全性の確立への貢献
AI による診断補助や情報提供など、医療AIを安全かつ信頼性高く運用できるインフラとガバナンス基盤の構築を支援します。
これらの活動を通じて、医療機関が安心してAIを導入できる社会環境の整備に貢献してまいります。
代表コメント
「医療分野において、AIは業務効率化をはじめ大きな可能性を秘めています。一方で、偽情報やAIシステムの脆弱性は患者様の安全に直結する重大なリスクでもあります。当社は医療機関向けAI開発で培った知見を活かし、本コンソーシアムを通じて、信頼性の高いAIガバナンスの確立と、医療現場で安心して活用できるAI基盤の構築に貢献してまいります。」
株式会社デジロウ 代表取締役社長 池田 公也
今後の展望
当社は、Frontriaを通じた国際的なAIガバナンスの議論や標準化に積極的に参画し、医療分野におけるベストプラクティスの確立と普及を推進します。また、新たな技術やアプリケーションの社会実装にも注力し、安全かつ信頼性の高い医療AIの普及を目指してまいります。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社デジロウ 広報担当
