
送迎バス置き去り防止システム「マモルコ」実証実験を開始
〜11月末より宇都宮市内の幼稚園・認定こども園を対象に無償トライアルを実施〜
株式会社デジロウ(所在地:宇都宮市大谷町、代表取締役社長:池田 公也、以下「デジロウ」)は、当社の保有するIoT(モノのインターネット)技術と登園管理システムの運用ノウハウを組み合わせた「送迎バス置き去り防止システム マモルコ」を開発し、2022年11月15日から宇都宮市送迎保育ステーション「未来」での運営実証実験を開始しましたのでお知らせします。
今年9月に静岡県で送迎バスに3歳の女児が置き去りにされて死亡した事件が発生するなど、送迎バスをめぐっては大変痛ましい事故が繰り返し起こっています。デジロウではこのような悲しい事故の発生を未然に防ぐため、送迎バス置き去り防止システム「マモルコ」を開発しました。
また、2022年11月末からは導入に向けた無償トライアルを実施し、本トライアルにご協力いただける宇都宮市内の幼稚園・認定こども園の実証パートナー様(5ヶ所程度)を募集いたします。本トライアルにご協力いただけるパートナー様には、機器の提供や設置、導入や運用の支援サービスを無償で実施させていただきます。ご希望の方は問い合わせフォームまたはメールにてお問い合わせください。
■ 送迎バス置き去り防止システム「マモルコ」 概要
送迎バスの後部に「降車確認ボタン」を設置し、運転手や同乗員による車内確認の徹底を促します。ボタンを押すだけで運用でき、現場に過度な負担をかけずに安全管理体制を構築します。また、配線工事不要で、簡単に必要な機器を送迎バスに設置できます。
置き去りチェックの徹底 運転手や同乗員は、エンジンを切った後にバスの中に児童が残っていないかを確認しながら車内後方へ移動し、「降車確認ボタン」を押します。
複数関係者によるチェック体制 エンジン停止後一定時間以内に確認ボタンを押さなかった場合、園の施設に自動音声電話による通知を行います。
どんなバスにも後付け可能 シガーソケットから電源を供給し、工事不要でどんなバスにも5分程度で後付けできます。
リモート保守で安心運用 インターネット経由で機器の動作状況を確認できるため、訪問せずに保守やメンテナンスを行うことができます。
なお、本システムの開発は、国土交通省のワーキンググループにより年内策定予定の安全装置に関するガイドラインに沿って進めてまいります。
■[参考] 関係府省会議における政府全体での対策 (2022年9月29日)
○ 「緊急対策のとりまとめに当たっての基本方針」
送迎用バスの安全装置装備について、児童福祉法、認定こども園法及び学校保健安全法等の体系の中で、最も適切な方法で義務化する。
送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置(仮称)の仕様に関するガイドラインを作成する。
車側の対策である安全装置の装備との両輪として、送迎バス運行に当たって園の現場に役に立ち、かつ、分かりやすく、簡潔な安全管理マニュアルを早急に作成 する。
安全装置の義務化、送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置(仮称)の 仕様に関するガイドライン及び安全管理マニュアルの作成を踏まえ、園を支援するための措置として、全ての園の送迎用バスの安全装置改修支援、安全管理マニュ アルの動画配信や研修の実施、登園管理システム等の普及など財政措置を含め、 具体策をとりまとめる。
【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社デジロウ ソリューション営業部
お問い合せフォーム:https://www.digirow.com/contact
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社デジロウ 広報部
栃木県宇都宮市下戸祭1-9-16
担当:池田 MAIL:tomo@digirow.com